大正末期より続く老舗中の老舗。

郷土料理の代表である酒まんじゅうから、地元津久井が生んだ尾崎咢堂の「咢堂まんじゅう」まで、地域の歴史や文化を取り入れたバラエティに富んだラインナップを誇る老舗和菓子店、桃月堂。

商品へのこだわりもさることながら、インタビューが進むにつれてあらわになる店主さんの津久井愛の深さ。

「故郷」がなぜ大事なのか?
味じゃない部分の深みを産むその「想い」に触れる優しげなインタビューとなりました。

レポーターはトモカちゃん。
それではインタビューをご覧ください。

 

「津久井にはいいところがいっぱいあるので」

インタビュー:トモカちゃん


●まず、お店の始まった経緯や歴史を教えてください。

「私は3代目で祖父が大正13年に始めました。祖父は山梨県の生まれで、独立してこっちに来たようです。」

●それでは、お店の名前の由来を教えてください。

「私の祖父が山梨県の甲府の南にあった桃林橋という地域の生まれで、そこから『桃』の字をとって桃月堂にしたらしいんだよね。」

●お店のオススメの商品を教えてください。

「いくつかあるんですけれども、夏は酒饅頭ですね。あと、最近売れているのがこのぼうとろ餅といって、お餅にバターを練りこんだお菓子です。3年くらい前に秋田県にお餅にバターを入れたお菓子があるのをテレビで見て、一時話題になったんだよね。たまたま東京で物産展があったのでそれに行って食べてみて、美味しかったので、これなら真似して作ってみたら売れるかなと。売り出してみたら評判がいいですね。名前は「バター餅」だとどこにでもあるので、江戸時代にバターのことを外国語が訛ってぼうとろっていう風に呼んでいたらしく、「ぼうとろ餅」で始めました。秋田の方は味もプレーンだけだったので、何か色々これに混ぜてみたら美味しいかなと思って試し、友人なんかにも試食してもらった結果、柚子の評判が一番良かったですね。それで藤野は柚子が名産なので藤野駅前にある、ふじのねという藤野の観光協会がやっている売店に『うちでこういうものを作りましたがどうですか』って言って提案して置かせてもらっています。特に行楽シーズンになるとハイキングをする人が多いので、その人たちに喜んで買ってもらっているみたいです。」

●ぼうとろ餅は一年中作っているのですか?

「そうだね。できるだけ切らさないように作っています。」

●お店をやっていてよかったなぁと思う瞬間を教えてください。

「自分なりに工夫して製品を作って、それがお客さんに喜ばれるのが楽しみというか喜びというか。そんなところかな。」

●お客さんは主にどんな方がいらっしゃいますか?

「近所のおばさんが多いね。あと、酒饅頭は結構遠くから買いに来てくれます。横浜の方とか、厚木の方とか…。まぁ地元のお客さんが一番多いかな。あと、うちは酒饅頭を夏にしかやっていません。麹をお米と一緒に発酵させて、そこから出るガスで膨らませるので、それが冬だと麹が活性化しないから、夏場にしかやっていません。最近は酒饅頭を一年中やっているところもあるので、冬にも買いに来るお客さんが結構いますね。」

●ずっとこちらでお店をされているということですが、桃月堂さんにとって津久井とはどういう町でしょうか?

「難しい質問だねぇ。津久井には山と湖があって、そういうのが良いとこですよね。都心からもわりと近いのでそういう意味では便利だし、まぁ鉄道の便は悪いけど車があれば便利ですね。高速道路のインターもできたので、もっと多くの人に来てもらいたいと思います。ただ、私は津久井の生まれなので、相模原と合併して津久井という地名が消えてしまうのは寂しいなと。だから地元の人たちはやっぱ津久井という名前を残したいと思って商品開発をしたりして、地域起こしをやって頑張っているわけですよ。」

●最後に、お客さんに対してメッセージをお願いします。

「相模原中心部から車で3、40分で来てもらえるし、津久井には他にもいいところがいっぱいあるので、ドライブがてら一度立ち寄ってもらえると嬉しいです。」


<お店インフォメーション>

住所:相模原市緑区青山287
TEL:042-784-0434
FAX:同上
MAIL:ナシ
営業時間:9:00~18:30
定休日:月曜日
駐車場:3~5台
ホームページ:ナシ

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