ジュベール・スズキ

きらびやかな店内の中、手袋をはめて、ルーペで宝石を覗き込みながら鑑定をする。

それが宝石屋のイメージである。

相模原で早くから栄えたまち上溝の老舗宝飾店ジュベール・スズキは、古き良きスタイルのお店である。

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しかし、店内に足を踏み入れるとわかるが、格式高くお高いイメージと言うよりかは、アットホームな雰囲気の方が近い。

宝石、時計、メガネはもちろん、バッグをはじめとしたファッション雑貨を扱うほか、ネイルサロンから、iPhoneの修理までも手掛ける、まるでよろず屋的に様々なメニューが存在するのがその理由だろう。

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宝飾店ならではの貴金属、精密機器の修理などはわかるのだが、聞くと、チラシのデザイン印刷までも請け負えるとか。

時代とともに変化を続けながら、歴史あるまち上溝で長年愛されてきた理由を解明すべく、ジュベール・スズキの三代目にズバリ聞いてみた。

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レポーターは防犯エンターテイメント集団GIFTとして市内外でマジックを披露しながら様々な啓発活動を行うMr.TK(ミスターティーケー)こと髙橋和也。

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それではインタビューです。

どうぞ!

「少しこまめに面倒見てあげると、それだけ長持ちしますので。」

インタビュー:Mr.TK

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●お店が開店してからどれくらいになりますか?

「お店は1936年からでうちのおじいさんの代に鈴木時計店として始まりました。うちの父が宝石を始めて、その後すぐにメガネも始めて、今の形の貴金属店になりました。」

●そうすると創業から何年になるんですか?

「創業から80年ですね。」

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●もう80年になるんですね。場所はずっと一緒ですか?

「鈴木時計店の時はここじゃないんです。でも、この場所に来てからもう70年近くになるのかな」

●ここが本店で、支店もあるんですよね。

「そうですね。ここが本店で、支店に愛川店があります。その2店舗ですね。」

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●“ジュベール・スズキ”ってお父さんがつけたんですか?

「そうです。」

●響きがいいですよね。でも“ジュベール”って聞きそうで、あまり聞き慣れない単語ですよね。

「そうですね。完全な造語です。」

●そうなんですか!?

「“ジュエリー”とフランス語で美しい女性という意味の“ベル”を合わせて“ジュベール”ってつけたようです。」

IMG_7516●お店の商品へのこだわりはどんなところですか?

「どこにでも売っているものはあまり取り扱いたくないので、商品に関しては珍しいデザインのものを出来るだけ置くようにはしています。ジュエリーなどは、元々オーダーメイドを中心にやっていたので、色々なバリエーションのものを揃えています。」

●オーダーメイドが可能なんですね。どんな時に注文が多くなりますか?

「そうですね。やはり記念日がメインですね。」

●結婚記念日ですかね。

「結婚記念日も多いですね。あとはクリスマスとか、人生の節目の時のプレゼントが多いですね。自分にご褒美みたいなのは最近少なくなった気がします。」

●なるほど。オーダーメイドで注文されるお客さんは女性と男性のどちらが多いですか?

「オーダーメイドだと男性から女性へのプレゼントのケースが多いですね。」

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●オーダーメイドだとデザインを選んでから完成するまでに何回かお店に足を運ぶようですか?

「そうですね。うちの場合、オーダーメイドもそうなんですけど、リフォームがすごく多いです。女性の方がお母さんからもらった指輪とかネックレスをお持ちになって、使いやすいデザインに変えたりすることもありますね。」

●全体での男女比はどのくらいですか?

「圧倒的に女性の方が多いです。基本的には女性が7~8割ぐらいですかね。年齢的には50~60代の方がメインです。プレゼント需要で記念日やクリスマスになると男性のお客様も多いですけどね。あとうちは宝石だけじゃなくて時計の修理もやっていますので、時計に限定すると男性の方が多くなります。」

●私も持っていた時計の修理をお願いしたことがありましたよね。

「あの時はオーバーホールしたんですよね。」

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●たぶん買ってから10年ぐらい経過していたんですよ。でもオーバーホールをしていなくてお願いをしました。愛着があったし、長くは使いたいけど、どこに頼んだらいいのかわからないって時にこちらを知って、メンテナンスをお願いしました。おかげさまで今でもちゃんと動いています。でもオーバーホールって何するんですか?

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「オーバーホールは俗に言う分解掃除で、簡単に言えば全部バラバラにしてから洗って組み立て直すことです。そうすると固まっていた油とかがスムーズに動くようになります。油が切れてくると、歯車同士が摩耗して、削れていっちゃう。定期的にオーバーホールしてあげないと、部品を交換しないといけなくなっちゃう。さすがに10年もオーバーホールしないで使ってしまうと、中の部品もいくつか交換しないと動かなくなっちゃうかもしれません。」

●あの時はどうだったかな。確か針が動かなくなったんだよな。

「針が止まっていましたね。車なんかは、車検があるから定期的にメンテするんですけど、時計はそういうのがないので壊れるまで使っちゃう人がほとんど。やはり精密機器なので、できれば数年に1回はメンテナンスしたほうが良いと思いますね。」

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●じゃあ次は5年後ぐらいにもう一回?

「5年後ぐらいには最低でも。メーカーさんだと2~3年に1回とよく言いますけど、そこまで敏感にならなくても大丈夫かな。でも定期的なメンテは必要だと思います。機械式の時計なんかはなおさら。少しこまめに面倒見てあげると、それだけ長持ちしますので。」

 

「始めた当初は、蓄音機や時計、ラジオなんかの修理から始まったお店なので」

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●それではお店をやっていて良かったと思う瞬間について教えてください。

「やはりお客様からありがとうって言っていただけるのが一番嬉しい時ですね。」

●何か覚えている印象的な出来事、感動した瞬間とかありますか?

「何でもそうなんですけども、時計や宝石といった思い入れのある商品が壊れてしまったときに、よその店で断られてから、うちに持ってくることも少なくないんですね。それで綺麗に修理ができてお渡しした時に、とても感動されて嬉しそうにお帰りになっていただけると、こちらも嬉しく思いますね。」

●なるほど。ちなみに80年にわたり相模原にお店を構えているわけですけども、相模原や上溝への思いなどあればお伺いして良いですか?

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「昔、この上溝地域は相模原の中心と言われていたところでした。やはりうちのように長くやっているお店だと、例えば“宝石と言ったらジュベールさんで”みたいな方がとても多かったです。信用や信頼で買ってくださいましたし、地元でお金を落とそうという気持ちが昔は強かったんだと思います。でも、最近は、ネットや通販、格安量販店みたいなところに人が流れていますので寂しい限りです。顔の見える相手に商売をやり続けていきたいと思っているので、今後も信頼していただけるよう商売を頑張っていき、昔のような人の流れが街に少しでも戻ってくるようなことがあるといいと思っています。」

●そう言えば、今はiPhoneの修理などもやっているとか。

「もともとうちの祖父が商売を始めた当初は、蓄音機や時計、ラジオなんかの修理から始まったお店なので、宝石に絞る必要はないと思っています。そこから宝石、眼鏡なんかが派生して、今はネイルサロンもやっているし、iPhoneなんかはアクセサリーの一種といってもいいぐらいなんで、そういったものの修理まで手掛けている感じですね。」

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●今後、何か考えているものはありますか?

「デザイン関連は元々何でもやるので、ジュエリーのデザインはもちろんしていますけども、今は広告のデザインなんかもやっています。チラシやポスター、のぼり、Tシャツまで。媒体問わず印刷関係のデータ作成の仕事も受けていますね。」

●じゃあとにかくデザインに関わることは、相談すればいいですね。

「もう何でも出来る限りのことはやらせていただきます!」

●なるほど。では以上で終了させていただきます。ありがとうございました。

「ありがとうございました。」

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<お店インフォメーション>

住所:相模原市中央区上溝6-1-5

TEL:042-761-1500

FAX:042-764-7110

MAIL:yes@jebelle.com

営業時間:10:00~19:00

定休日:水曜

駐車場:アリ

ホームページ:http://www.jebelle.com/index.html

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