下九沢に佇む小さな、小さな森。

カフェに雑貨屋、貸しホールにサロン?
そんな謎に満ちた“森”を徹底解剖です。

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森の名前は「カナリヤの森」。

今回はコーラスとして初の試み。
あたたかで柔らかなその森に流れる想いを前編後編に分けて徹底解剖します。

レポーターは天使のゆめの女店主・じゅんさんです。

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ほわほわオシャレなじゅんさんの隠れ家を教えてもらっちゃいました!

それではインタビューをご覧ください。

「ここを森みたいにしたい」

インタビュー:天使のゆめ・じゅんさん

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●お店をはじめたキッカケってなんだったんですか。

「ここは以前スーパーでした。そのスーパーをやっていた時に、息子がお世話になっているガイドヘルパーさんのNPOがこの地域で『障害を持った子どものためのデイサービスをしたい』と相談されたんです。そこで、スーパーを閉めた後、『ここの場所でやりたいんだけどどうかな』という話があったんです。」

●この場所は昔スーパーだったんですね。

「“だっこほ”って聞いたことあります。」

●だっこほ?

「うん、だっこほっていうのは障害を持っている、または自閉症のお子さんの心を知るメソッドなの。心を抱っこするっていう意味です。」

●ああ、抱っこ。それでだっこほ。

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「そうそう。息子のためにそこに通っていたんだけど、錦糸町まで行くのが大変でこの辺でそういう事ができるところがあるといいなと思っていたんです。それが原点ですね。でもそれはほんとにオープンするもっともっと前の話だけどね。」

●そうなんですね。これだけの建物と敷地ですもんね。色々やりたいことが出てきちゃいそう。

「私も元々カラーセラピーと、子どものアトリエとかやりたいなと思っていたんです。そしてそういう場所があったらいいなと思っていた時に、その話があったので、話しているうちに、『じゃあ一緒にやりませんか?一緒に作りましょうよ!』となりここができたの。」

●なるほど。そこがスタートなんですね。

「そこからこの森の感じができたんですよ。でも、最初はカフェがあったんだけど、それ以外ができていなかった。他の部分はスーパーのままだったのね。そんな感じで営業していたの。“知る人ぞ知る”くらいの感じでいいかなって。」

●まさに隠れ家ですね。

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「オープン当初はマクロビオティックのメニューが中心のカフェでした。でも、どうしても自分の好きなことをやりたくて、一旦閉めちゃいました。そして、奥にあるホールの貸し出しとかだけで続け、何年か経った頃に、この近所の大沢地区の老人の方を支援している女性がここを知ってくれたのが転機でした。」

●そこでどんなことがあったんですか。

「ここにすごく興味を持ってくれて、いろんな人を連れてきて、その仲間たちで『そのうち何とかしたいね』とか、『何とか良いものとして運営したいね』って盛り上がってくれたんです。」

●じゃあ、いっぱいいろんな人が関わっていったんですね。

「最初はね、会議みたいなことをしたりしてね。私はまだカフェをやる気なんか全然なくて、誰か別の人が借りてくれたらいいなと思っていました。でもなんか“場”を作って、その“場”をちゃんと完成させたいな、という思いはあったんです。そうこうしているうちに息子の学校自体があるプロジェクトを始めるんです。」

●それはどんなプロジェクトですか。

「地域で障害を持っている子どもを育て、障害のある人と関わっていくプロジェクトです。今もやっていると思うんだけど、皆でパンを作ったりだとか、それを売ったりだとか。そして、そこに関わっている先生が来て、ここで子どもたちに授業の一環として働いたら面白いのではという話があり、それは面白いと思い、結果的に私がやることにしたんですよね。」

「森はすべての要素がそこにある」
●自然とまわりの人から始める流れが作られていったのですね。

「なんていうか、気付いたら私もやる気になっていた、みたいな。」

●なんか、面白い流れですよね

「でもその時はなんかすごかったですね。関係する人がどんどんどんどん広がっていって、今も色々教えてもらったりしているんですけど、商工会議所の人とかもたくさん来て、怒涛のように始まったんですよ。」

●面白いですね。そしてなんか壮大な感じがします。

「元々仕事はインテリアの仕事をしていたから、作るのはとても楽しくて、それには熱中していたんだけど、どんな店にするとか展望があまりありませんでした。ただね、ここを森みたいにしたいって思っていたの。」

●森ですか。

「そう、森。なぜかと言うと、やっぱり森は微生物から動物から植物からすべての要素がそこにあります。それで、人も、森に行って癒されて戻ってくる。そういう場所になったらとつけた名前がカナリヤの森の名前の由来なんです。」

●なるほど。お店が森なんですね。

「そしたら設計の人も森をこの中に作ってくれたんですよ。だから、歩いてもらうとわかるんだけど、ほんとに暗がりがあったり、奥行きがあって、光が少なくなったりしていってほんとに森の奥に行くみたいな感覚になります。怖い場所があったり開けた場所があったりします。隠れ家っていう回廊もあるんですよ。入り口から奥へ行くと暗くなって、逆に奥から入口に来ると“わぁっ”と開けています。だから廊下が道でもあり、川でもあるんですよ。だから入口側は貝がいっぱい埋めてあるの、海だから。」

●えー!知らなかった。感動…。

「そうなんですよ。来てくれる人もそういう風に、自分で勝手に来て癒されたりとか、ほっとしたりして欲しいですね。」

●何か外の空間と全然違う感じっていうか、異空間っていうか。ぽっと相模原から別の外国に来たみたいなところですよね。

「よく、軽井沢に来たみたいと言われます。」

●外の景色とかもそうですよね。

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「そうなの。本当にうちのためにある景色みたいです。うちがこんな真正面で、一番いいところをもらっちゃってうれしいです。ほぼ毎日職人さんが来て手入れをしているんですよ。」

●いいですね。ちなみに店名のカナリヤはどういう由来なのですか。

「スーパー時代の屋号です。」

●スーパーの話をもうちょっと聞けますか。

「スーパーは父が始めたんです。ここは全部自宅だったんですけど、最初は引き売りから初めました。」

●スーパーは何年前からはじまったんですか。

「何年前だろ…40、50年位前かな。スーパーとして、はじめたのはもうちょっと遅かったかもしれないけど、最初は引き売りで少しずつ大きくして、この形になってからは30年くらいかな。スーパーカナリヤ。なんでカナリヤかっていうと、私が子どもの頃にカナリヤを飼っていたからなんだよね。可愛くって皆の記憶に残るからいいんじゃないかなって父がつけました。」

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「歌を忘れたカナリヤ」

●なんか、そのスーパーカナリヤもそうですけど、カナリヤの森というのが、インコとかスズメでもなく、ハトでもなく、カナリヤっていうのがすごいしっくりきます。

「“歌を忘れたカナリヤ”ってあるでしょ?あれみたいなんですよね。歌を忘れちゃったカナリヤが来て、ここで自分を思い出して、歌えるようになって帰っていく。そんなイメージのお店です。」

●すごい、しっくりきますね。自分に戻れるっていうか、自分を思い出すみたいな。

「ほんとの自分に出会うみたいな。」

●どうしよう、思った以上に深かった。

「でも今はそんなこともどうでもいいのかも、と思っています。」

●来た人が、好きなように感じたらってことですか。

「はい。だからここで、自分のやりたいことをやって、表現して、感じてもらえたらと思っています。」

●素敵な説明ありがとうございます。カナリヤの森を構成するのは一体いくつのお店があるんですか。

「まずは“café Bucca boo”。ブッカブーはイギリスの妖精の名前なんです。酵素玄米ごはんと季節の野菜料理のカフェです。そしてレンタルホールの“Linden hall”。リンデンは菩提樹で、うちのシンボルツリーなんです。そして美味しい楽しいお買い物コーナー“zakka&food Kiitos”。そしてリラクゼーションサロンの“すずらん”の4つで構成されています。

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●普通の感覚だと、そのカナリヤの森って名前を付けたら、カナリヤホールとかつけちゃいそうなのに。妖精の名前とか、菩提樹とかが出てくるっていうのが、やっぱりすごいですよね。森の雰囲気が伝わってきます

「あとはうちの活動としては部活動があります。うちに集まってきたお客さんが仲良くなって合唱部ができました。ほかには、縫物系もはじまったんです。“あみあみちくちくの会”って名前なんです。なんかお客さん同士が繋がっていくんだよね、そういうのが面白いです。」

●だからいろんな人に出会える。素敵な場所です

後編に続く→

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<お店インフォメーション>

住所:相模原市緑区上九沢258
TEL:042-762-4303
FAX:042-762-4303
MAIL:buccaboo1017@gmail.com
営業時間:11:30~17:00
定休日:日曜日~水曜日 (土曜不定休)
駐車場:7台
ホームページ:ナシ

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